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HOME > 劇団のこと > 上演記録 > ラストトレインに手を振って

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公演特設サイト

駅から程近い居酒屋「ばっかす」。常連客でそこそこ繁盛。
そこへ結婚間近のカップルが訪れ、無茶ぶり注文したから、さあ大変!
くすぶりサラリーマンに、看板娘目当てのぼっちさん、ガチガチ生真面目課長に、振り回されまくりの居酒屋店員。

昼間はまったく袖触れあわない人たちが、今夜、この店で手をつないで歌いだす。
それぞれの後悔や希望の灯をともして、彼らはカップルを幸せへと導くことができるのか!?

田上 宗二・・・・冠仁(円盤ライダー)
金本 孝・・・・・濱田 龍司(ペテカン)
橋本 裕也・・・・吉村 京太
川田 健治・・・・碓井 将仁(劇団レトロノート)
北村 理恵子・・・冨田 裕美子
小橋 峯一郎・・・福田 修司(劇団レトロノート)
長野 莉奈・・・・寺田 有希

佐山 幸人・・・・深沢 邦之(Take2)
青木 陽子・・・・オカド ミキ
秋山 拓・・・・・前澤 航也(劇団レトロノート)
松本 ゆめ・・・・山本 萌花(劇団ハーベスト)
井上 環・・・・・青山 美郷(劇団ハーベスト)
武藤 淳・・・・・中村 公平(劇団レトロノート)


戯曲:小林佐千絵 演出:中村公平
舞台監督:金安凌平 舞台美術:小林奈月
照明:池田圭子 音響:鎌田釜 音楽:岩崎健一郎
宣伝美術:RetroDesign×1105design 衣裳協力:阿部美千代
演出助手:平井由紀・有賀美幸 スチール:松崎泰也
舞台写真:イワタナオ 映像撮影:CreativeOffice Doel
制作:遠藤童子・後藤ゆかり(TEAM#BISCO)
受付:済賀未央 山本かおり 桜かおり 河村 岸本 石川遼 早坂朋笑 荒川朋恵
   祁答院雄貴 竹内俊樹 大塚大作 林真由美 海原由華 斉藤ゆき
企画・製作:劇団レトロノート

協力(順不同・敬称略)
MIHYプロデュース 円盤ライダー (株)大沢事務所 佐藤企画
Sony Music Artists Inc. 劇団ハーベスト ペテカン
ファンファーレ フォトワンスタジオ k.i.seq もつやき優貴 馬肉屋たけし

斉藤政希 坂本晃子 原宏昌 早川和行 三村里奈
日刊広告社 高津装飾美術 タウンニュース社

■公演日時:2013年10月9日(水)〜14日(月・祝)
■会場:中野 ザ・ポケット
■公演回数:9回
■上演時間:1時間45分

ただ今準備中。。。

今年、36歳になりました。30代も真ん中を過ぎたわけです。
「年齢なんて関係ない。気の持ち様でいつまでも若くいられる」なんてずっと思ってきました。
が、やはり年齢を重ねると『それなりに』『それなりになる』という事に最近気付きました。
この頃、僕よりずっと若い俳優さんたちと一緒にお芝居を創る機会がたくさんあるので、余計そんな風に考えてしまうのかもしれません。10代や20代では絶対に考えなかったことを当たり前のように考えるようになるんですね。正直、驚きです。まぁ、なんのこっちゃって感じですが。そうそう、人生で初めて人間ドッグにも行きました。タバコも辞めました。自分の健康を気遣う日が来るとは・・・!でも、僕を必要としてくれる人がひとりでもいる限り、ちゃんと真っ直ぐ健康に生きたいと思います。だからこそ人間ドッグに(笑)

将来の夢が漠然としてたって、ちっとも怖くなかったあの頃が懐かしい!
だって『何とか』すれば『何とでもなる』と思っていたから(笑)でも、今となっては漠然という言葉に恐怖を感じます(笑)
漠然としてたら生活が侭ならなくなりますから!生きていくってこんなにも大変なものなのか!と思うわけです。
劇団員もみんな同世代。話したこともなかったような事を話すようになりました。逆にバカみたいな話をしづらくなった気もします。

今回は高校時代、生徒会に所属していた同級生達のお話です。10代の頃に共に時間を共有し、30代になって、それぞれ歳を重ね、別の人生を歩み、別の立場になって、居酒屋で一緒にお酒を飲む大人たちの物語。変わるべきものと変えるべきではないもの。変えたいことと変えたくないこと。自分の思い描いていた人生なんてそう簡単には送れない。でも、「これも自分の人生」と何となく自覚し始めた今日この頃。そんな大人たちが人を思い、自分の人生を振り返り、夢を見る。そんなお話。

僕らは自分の人生を幸福に送りたいはずなのに、誰かの人生を幸せにしたいと願っているはずなのに、先なんてわからないから、今一番正しいと思うことをする。でも、たまに間違っちゃたり後悔したり。その度に「何やってんだ!?」と自問自答。それでも時間は過ぎていくから、もう一度気持ちを起こして前を向く。この行ったり来たりが『人生』ってやつなのかもしれません。そんな行ったり来たりを僕も36年間繰り返し、今日まで何とか生きてます(笑)

……あれ?これは…いくつになっても『何とか』すれば、『何とでもなる』という事なのかな。行ったり来たりするのが人生ならば、いくつになっても行ったり来たりは出来るわけで、というか、してるわけで……つまり、いくつになっても『何とでもなる』ようです!人生は!とりあえず、自分の信念だけは胸に秘め、行ったり来たりは繰り返したいと思います(笑)

「生きて生きて、まあどう生きたかはともかくも、それでも生きた緑の葉っぱが、枯れて真っ赤な紅葉に変わり、あの樹の上から、このどうということのない地面までの、その僅かな旅路を、潔くもなく散っていく、まだまだ生きてえ、死にたくねえ、生きてえ、
生きてえ、散りたくねえ、と思って散った紅葉の方がどれだけ多くござんしょ」『野田版 研辰の討たれ』より

本日はご来場、誠にありがとうございます。日々、感謝。日々、学び。これ、僕の信念。
さあ、今日も行ったり来たり。諦めたらそこまでよ。楽しい人生は続きます。

劇団代表・演出家:中村公平

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