印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |



HOME > 劇団のこと > 上演記録 > ランエンドラン

▶フライヤー拡大表示

公演特設サイト

沢渡工業高校野球部で一緒に声出し汗かき走っていた坊主頭達が、10年振りに監督の結婚パーティーで再会となりました。工場で働く者、教師になった者、そしてプロ野球選手になった者、それぞれが真面目に不真面目に生きております。

隠したい隠されたい、言いたい言いたくない。見栄張りたい吐き出したい、走りたい走れない。 再会にそれぞれの思いを抱え、会話のキャッチボールを取りこぼし、かつての坊主頭たちは思わぬ方向へ走り出す・・・のです!!

谷口敦 [スポーツ用品店経営]…前澤航也(劇団レトロノート)
野口敏彦 [イタリア料理店 シェフ]…碓井将仁(劇団レトロノート)
尾形泰祐 [自称フリーター]…福田修司(劇団レトロノート)
高岡光一 [プロ野球選手]…中村公平(劇団レトロノート)
円谷大輔 [イタリア料理店 バイト]…野村修一(ゴリぱんかにー)
森下実 [青果店経営]…筒井則行(ゴリぱんかにー)
有森信次 [会社員]…島田雅之(ダブルスチール)
池中武志 [工場勤務]…司田亮(ダブルスチール)
君原秀喜 [中学校教員]…長岡ゲトラ(ダブルスチール)
高橋徹 [工場勤務]…小林高朗(劇団フライングステージ)

戯曲/小林佐千絵  演出/中村公平  演出補/生井歩
舞台監督/掛樋亮太  舞台美術/仁平祐也(Oi-SCALE)
照明/小見順治  音響/鎌田釜  音楽/岩崎健一郎(劇団レトロノート)
衣装/marie  宣伝美術/岡崎伊都子+RetroDesign  美術装飾/綱島理恵
写真撮影/畑嶋信輔  映像製作/テアトルプラトー
制作補/斉藤マサキ(劇団レトロノート)・遠藤童子  制作/森春花
企画・製作/劇団レトロノート

協力(敬称略・順不同)/
ゴリぱんかにー ダブルスチール 劇団フライングステージ かるめ屋 Oi-SCALE
イキウメ 東京衣裳(株) 高津美術装飾(株) フォトワンスタジオ
(株)タウンニュース社 ロングランプランニング(株) (株)ぴあ シアターガイド
朝日新聞マリオン 読売新聞シティライフ (株)ぱど ル花フェ
和光大学演劇研究会 ベルブードワァ津田沼パルコ店

■公演日時:2006年9月14日(木)~18日(月・祝)
■会場:サンモールスタジオ
■公演回数:9回
■上演時間:1時間40分
■補足:サンモールスタジオ提携公演。男性10名による1幕劇。

photographs by Shinsuke Hatashima

個人的に演劇というものを始めてから、男性だけのお芝居をつくってみたいという気持ちは漠然と持っていました。そして今回、初めて男性10名の1幕劇を創り上げる事が出来ました。ご承知の通り、作家は女性。出演者は全員男性。この微妙な絡みがどのように構築されていくのか私自身もワクワクと不安の中で稽古を開始した事を覚えています。
稽古が始まってしまえばこっちのもんで、野太い声が響く中、演出捕の生井の強烈なダメ出しが男たちを凹ませ続けるというすっばらしく刺激的な稽古場となりました。

さて、劇の話。
今回は高校時代の野球部仲間が10年ぶりに再会するところから物語が始まります。高校時代の立場と今の自分の置かれている状況、地元に残った者と上京した者、それぞれが10年という月日を経て、今と過去の自分・仲間の事を考える作品でした。
元々高校時代私が野球部に所属していたものですから、「野球部で」と作家の小林にオーダーしました。今年の甲子園はハンカチ王子の登場や白熱した決勝戦と高校野球の話題が盛り上がったので、偶然にも勝手に便乗した感じになりましたが、決して便乗ではない事をここに書いておきます。だって企画の立ち上げは3月とかだったんだから!むしろ予見していたと思っていただきたーい。

話はそれましたが、10年っていう月日は人を大きく変えてしまうのかもしれません。善くも悪くも。ただ、その中でも「変わらないもの」が必ずあって、それは大事な事かもしれないし、たいした事ではないかもしれない。人それぞれですが、その変わらないものに気付いた時、ふと自分の歩んで来た道を振り返るきっかけになるのかもしれません。

今回はそんな作品でした。私自身も今までの自分の歩いて来た道をもう一度考えるいいきっかけとなりました。

(文責:中村公平)

劇団レトロノートでは月1でメールマガジンを配信しています。
劇団レトロノートのホットな情報をぜひご購読ください。

☆購読料:無料!
☆ペンネームとメールアドレスのみで登録可能!

ペンネーム

メールアドレス


※なお、当劇団のメルマガは独立されたシステムからお送りいたしますので、余計な宣伝メールなどが増えることは一切ございません。